【第4部】AIで「地元に戻りたくなる街」をつくる――地方逆転のロードマップ
登場人物の紹介
白石:AIで全国の中小企業を黒字化しようとしている起業家。元NTT・CAで、今はAIエージェントを開発しながら「年間1万社AI化」を本気で狙っている。筑波大出身、趣味は登山と将棋初段。
菅野:福島県いわき市出身。新卒からHR&法人営業を経験し、現在はライトアップで代理店・中小企業の現場を支援する実践派。地方のリアルと現場の本音を一番知っている。
菅野: ここまでで「代理店=AI経営コンサル」という形が見えてきましたけど…
実は僕、もう一つ強く思ってることがあるんです。
白石: 何?
菅野: **「地元に戻りたくなる街を作りたい」**んです。
白石: ああ、それめっちゃ大事。
「地方でAIを広げたい」って人は、最終的にそこに行き着くよね。
◆ 「東京には負けたくない」より「地元をかっこよくしたい」
菅野: 地方の代理店さんと話してると、
「東京に負けたくない」とか「この街をもっとキラキラさせたい」とか、めちゃくちゃ聞くんですよ。
白石: それ、すごく健全な欲望だよね。
**“東京を倒す”じゃなくて“地元を誇れる場所にする”**っていう。
菅野: そうなんです。
「うちの子供たちが、東京に出なくてもいいようにしたい」とか、
「地元の仕事がダサいままなのは嫌」とか。
白石: それ、俺もめちゃくちゃ共感する。
「地方の仕事=かっこ悪い」って固定概念をひっくり返したい。
◆ でも現実は…「地元にかっこいい仕事がない」
菅野: 正直、今の地方って“仕事を選べない”んですよね。
工場、運転手、公務員…みたいな。
白石: 「やりたい仕事」じゃなくて、「残ってる仕事」に就くしかない。
菅野: だから若者が地元を出る。
そして帰ってこない。
白石: でも、AIがあれば話は変わる。
「地方で最先端の仕事」ができるようになる。
菅野: それ、めちゃくちゃ大事です。
“場所”じゃなくて“スキル”で勝負できる。
◆ AIを使えば、「地元でやる仕事」が一気にレベルアップする
白石: たとえば、AIでマーケティング、AIで制作、AIでシステム、AIで事務処理…。
全部“東京レベル”のスピードとクオリティが出せる。
菅野: しかも、人件費はむしろ安い。
地方こそ、AIを使えば“超高効率”になれる。
白石: つまり、「地元 × AI = 最強」になり得る。
菅野: それができれば…
**「東京に行かなくても、ここで生きていける」**って若者が思える。
白石: いや、むしろ**「地元に戻りたい」って思える。**
◆ 「地元で誇れる仕事」を代理店から作る
菅野: で、その“地元でAIを活用する仕事”の入口になるのが、代理店なんですよね。
白石: そう。代理店=“AIの導入支援者”であり、
“地域のビジネスを変えるきっかけをつくる存在”。
菅野: 代理店が1人いるだけで、
その地域の中小企業がどんどんAIを使い始める。
白石: 企業がAIを使い始めれば、
仕事の質が上がり、利益が増え、給与も上げられる。
菅野: そうすると…
「地元で働く=ダサい」じゃなくなる。
白石: むしろ**「地元で最先端やってる」**になる。
◆ 地方を「キラキラした街」に変える
菅野: 実際、代理店さんの中には
「この街をもっとキラキラさせたい」
「活気のある街にしたい」
って本気で言う人がいます。
白石: それは“夢”じゃなくて“戦略”になるんだよね、AIがあれば。
菅野: そうなんです。
「人を増やす」じゃなく「AI人口を増やす」。
白石: それができれば、人口30万人の県でも東京を超えることができる。
菅野: だって“AI50万人分”働いたら勝ちですからね(笑)
白石: 「AIで人口を増やす県」が、次の勝者になる。
◆ じゃあ、どうやって実現する?
菅野: ビジョンは見えました。でも大事なのは「どう実現するか」ですよね。
白石: そう。
“地方逆転のロードマップ”をちゃんと描く必要がある。
菅野: 僕は3段階あると思ってます。
白石: 言ってみて。
◆ 「地方逆転の3ステップ」を描く
菅野: 僕は、地方がAIで逆転するには3つのステップがあると思ってます。
白石: うん。
菅野:
STEP1:セミナーに呼ぶだけで成果を出す
STEP2:AIを自分で使って“AIコンサル”になる
STEP3:“地元代表”として地域を動かす
白石: 完璧。まさにそう。
✅ STEP1:セミナーに呼ぶだけ(=誰でも始められる)
菅野: 最初はとにかく「ハードルを下げる」。
知識ゼロでも、AIを理解してなくても、**“セミナーに呼ぶだけでOK”**にする。
白石: この仕組みがあるから、誰でも参入できる。
菅野: これで成果が出ると、「もっと知りたい」「ちゃんとやりたい」という気持ちが生まれる。
✅ STEP2:AIを自分で使い始める(=AIコンサルへ進化)
白石: 次にやるのは「AIを自分の仕事で使う」ことだよね。
菅野: はい。
自分がAIを使って成果を出せば、“事例”という最強の説得力が手に入る。
白石: ここで“販売員”から“AI経営コンサル”に進化する。
✅ STEP3:“地元代表”として地域を動かす
菅野: 最終的には、“県に1人のAIリーダー”になる。
白石: その人が企業をつなぎ、行政とつなぎ、学校ともつなぐ。
菅野: そうやって**「地元のAIハブ」になる。**
白石: これが47都道府県に生まれたら――
“日本全体”が変わる。
◆ 「東京一極集中」から「地方多極化」へ
菅野: これ、実は“地方活性化”とか“地方創生”よりも、もっと本質的ですよね。
白石: そう。“東京一極集中”っていう構造をひっくり返す動きだからね。
菅野: 東京だけ強い社会から、
47都道府県それぞれが“自分の武器(AI)”で戦える社会になる。
白石: しかも、それを一番最初に実現できるのが“AI活用”なんだよ。
◆ そして「AIを使える地方」は、「AIを使わない東京」に勝つ
菅野: これ、本当に革命的ですよね。
「AIを使う地方」VS「AIを使わない東京」なら…
白石: 地方の圧勝。
菅野: 人口じゃない。土地じゃない。
“AIの使い方”で勝敗が決まる。
白石: だから「AIで人口を増やす」って発想は、
**“地方が東京を逆転するための現実的な戦略”**なんだよ。
◆ 「地元に誇れる仕事」があれば、若者は戻ってくる
菅野: 結局、若者が地元を出るのって、
“やりたい仕事がない”からなんですよね。
白石: じゃあ“やりたい仕事”を地元に作ればいい。
菅野: それがAIコンサルという新しい仕事。
白石: しかもその仕事は、地元の企業を助ける仕事。
めちゃくちゃ誇りがある。
菅野: 「ただ食べるため」じゃなくて、
「地元を良くするため」
白石: これほど意味のある仕事、他にない。
◆ AI×代理店は、「地元に戻りたくなる未来」を作る
菅野: 僕、本気で思います。
「AIをやれば、地元に人が戻ってくる」
白石: そう。“東京に行く必要がなくなる”じゃなくて、
“東京より地元の方が面白くなる”。
菅野: 地元で、AIを使って、
自分の街を変えられる。
白石: それって、人生で一番エキサイティングな仕事だよね。
◆ 最後に――
菅野: でも白石さん、これ…
「夢物語」って思われたりしませんかね?
白石: いや、むしろ**“もう始まってる”**よ。
菅野: たしかに、すでに地方の代理店さんが成果を出してますし…
白石: “AIがAIを売る仕組み”も完成してる。
“地方の人がAIリーダー”にもなり始めてる。
菅野: つまりこれは未来の話じゃなくて、現在進行形の話。
白石: そう。そして――
◆ 「本気でやる人と一緒に、この国を面白くしたい。」
白石: 俺は、本気でやりたい人と一緒にやりたい。
“代理店”とか“参加者”じゃなくて、“仲間”として。
菅野: 僕もそうです。
「地元を良くしたい」人と、本気で組みたい。
白石: AIは道具。
本当に大事なのは、“想い”と“行動”と“仕組み”。
菅野: それが揃えば、
地方は東京を超えられる。
白石: いや、超えるよ。
俺たちは、マジで“地方逆転”をやりに行く。
