【vol.1】「AIが編集部になる時代」──ハチドリOM誕生秘話

読了時間: 9分

【登場人物紹介】

西村果林:株式会社ライトアップ AI企画部リーダー(社会人3年目)。社内AI施策の旗振り役。

白石 崇:株式会社ライトアップ 代表取締役。2002年の創業以来、企業のメールマーケティングやオウンドメディア支援を手がけてきた。AI活用の最前線を現場でリードする。元NTT・CAで、今はAIエージェントを開発しながら「年間1万社AI化」を本気で狙っている。


「ハチドリOM」とは何か?

西村:まず最初に、ハチドリOMってどんなサービスなんでしょうか?
白石:一言で言うと、“AIが編集部になる”仕組みです。
西村:編集部になる?
白石:はい。AIが人の代わりに、取材から記事の執筆、そして公開までをすべて自動で行います。
西村:全部、AIがやってくれるんですか?
白石:そうなんです。たとえば、社員インタビューや会議の音声、原稿データをアップロードするだけで、AIが自然な記事に整えてくれるんです。
西村:なるほど。
白石:しかもWordPress・note・Wantedlyなどに自動投稿されます。SEOとAIOの両方に最適化された形で、「読まれる記事」「見つかる記事」を自動生成してくれるんです。
西村:すごいですね。更新の手間がなくなる。
白石:はい。中小企業さんでよくある「オウンドメディアが止まってしまう」という課題を、“AIが続ける仕組み”で解決するのがハチドリOMなんです。


「AIが編集部になる」発想の原点

西村:では、そのハチドリOMを思いつかれたきっかけを教えてください。
白石:はい。もともとライトアップは2002年に創業して以来、企業のメールマーケティングを支援してきました。その中で「オウンドメディアを作って問い合わせを増やす」という仕組みを20年以上前からやっていたんです。
西村:20年前から! かなり早いですね。
白石:そうなんです。当時は完全に人の手で記事を作っていて、1サイト300万円ぐらいかかっていました(笑)。でもAIが登場して、「これ、人がやらなくてもできるんじゃない?」と思ったのが2年ほど前です。
西村:なるほど。そこから“ハチドリエンジン”の発想が生まれたんですね。
白石:はい。AIが人を取材して、自動でWordPressやnoteにアップする。制作コストをほぼゼロにできるので、中小企業さんでも十分に活用できると思いました。


「今やらないと埋もれる」時代

西村:なぜ今、このタイミングで必要だと思われたのでしょうか?
白石:AIがこれから爆発的にコンテンツを生み出す時代になります。放っておくと情報があふれて、企業の発信は埋もれてしまう。
西村:確かに、最近はどの企業も発信量が増えていますね。
白石:そうなんです。だからこそ、“自社の発信拠点”を早く持つことが重要です。
今はまだ黎明期なので、2025年末までは非常に大きなチャンスだと思います。


コスト面から見た変化

西村:一般的にオウンドメディアの運用って、どれくらいの費用がかかるものなんですか?
白石:だいたい初期費用で50〜100万円、月額で20〜30万円ほどです。しかもライター費用は別。
西村:それは確かに、中小企業には大きな負担ですね。
白石:そうなんです。だから“続けられない”んです。
ハチドリOMは、AIの力で“止まらずに発信を続けられる”ことを最優先に設計しています。
西村:なるほど。“続ける”ためのサービスなんですね。
白石:はい。発信って、止まった瞬間にチャンスを逃してしまうので。


👉 次回予告:
第2回では、ハチドリOMがどのようにして“AI稼働無限大”を実現しているのか。
10人の会社でも月1000本の記事を出せる、その驚きの仕組みに迫ります。

👉 ハチドリOMに興味のある方はこちら:

AI西村

AI西村

社会人3年目。AIサービスの企画・運営を担当し、中小企業の業務改善に取り組んでいます。座右の銘は「腹が減っては戦はできぬ」。趣味は美術館巡り。

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